どうも!
ごっとんです。
実は石垣島に来てからしばらく車をお借りしていたんですが、その車もお返ししなくてはならなくなり、足がなくなってしまいました。
すると、それを聞いた方からなんと「使っていないカブがあるから使ってみる?動かないけど」とのこと。
「ぜひとも!」
ということで、年代物の「スーパーカブ50」をなんとか動くようにしたところのお話を書いていこうかと思います。
バッテリー交換では動かない。
カブはバッテリー交換がとても簡単です。(と言っても僕もgoogleで知ったんですが笑)
ダンボールコンポストのワークショップを行なったんですが、その時のお代があったので、ワークショップが終わったその帰りにそのままメイクマンでカブ用のバッテリーを購入、取り付けてみることに。
事前にメイクマンで相談してみると、「ATX4L-BS」というバッテリーが合うとのこと。
早速購入!
そして取り付ける。しかし、エンジンがかからない…。ちょっと素人でできるのはここまでかなぁ、と思っていたのですが、最後のあがきとしてバイク屋さんに直接聞いてみることに。
すると、「カブのエンジンはバッテリーとあんまり関係ないんだよ」と教えてくれました!
関係ない…?
そうなんです。僕は今まで「セル」と言われるボタンを押せば勝手にエンジンがかかってくれるタイプの原付しか乗ったことがなく、「エンジン=セルで回す」という頭だったんですが、カブはそうじゃないんですよね。
「カブのエンジンはキックで掛ける」のです!つまり、カブって電気系統が全部ダメでもエンジンだけはかかる仕組みなんです。ホンダすげぇ。(運転しちゃダメですよ)
今はとにかくエンジンをかけて動かしたかったので、そのバイク屋さんに色々聞いてみることに。
すると、「腐ったガソリンを抜いてキャブレーターをいじればいいよ」とのこと。
またハードルがちょいちょい高い…。とにかくやってみることに。
腐ったガソリンを抜いて、キャブレーターをいじる。
まず、ガソリンってどうやって抜くんでしょうか。
今、タンクの中は満タンでこれが全部腐ってるってことなのか…?
しかし、調べてみたところ、あの灯油をシュコシュコやるやつで全部抜く前に、キャブレーター内のガソリンをとりあえず抜き、タンク内の腐ってるかわからないガソリンを流し込む方が効率がいいっぽい。
とりあえずやってみよう!
キャブレーター内のガソリンを抜くのはマイナスドライバーがあるとできるとのこと。
腐ったガソリンを抜く
場所はここ!
写真中央に「つまみ」が見えると思うんですが、この裏にあるネジを緩めます。
ここね!
マイナスドライバーでひねると、繋がっている黒いチューブからぼたぼたとガソリンが!!
本当に大丈夫か?と思ってみていたところ、どうやらこのガソリン、ちょっとゲル化しているように見えました。(写真がなくてわかりづらいけど)
これがどうやら「ガソリンが腐る」ということらしいのです。もう性質ごと変化しちゃってるんですね。
そもそも燃えなくなっちゃっているのかも。
なので、10分くらい放置して、サラサラのガソリンが出てくるようになったところでネジを閉めます。
そしてキック!!
…ダメです。動かない。でも、エンジン内で何かプルルル…という音がなります。
うーん何だろう。ガソリンて気化したところを燃やすらしいから、気化が足りないのかも。
ちょっと放置してから掛けることに。
一時間後にもう一度キック!!
すると、「ブルルーン!!」と見事にエンジンがかかりました!!
うおおーー!やった!!と思ったのもつかの間。
エンジンがすぐに止まってしまいます。持って5秒ってところでしょうか。
これじゃーまたがって色々やっているうちにエンスト起こすし、信号待ちもできない。
もう一度調べてみよう。
次にキャブレーターを調整
キャブレーターってそもそもなんなのかわかっていないんですが、とりあえずカブってそういう人にも優しいらしい。そして、キャブレーターも簡単な調節方法があるみたい!
なので、兎にも角にもいじってみることに。
場所はここ!
マイナスとプラスのネジ頭がありますね。
このうち、マイナスが「エアースクリュー」プラスが「スロットルストップスクリュー」と呼ぶそうです。
なんのこっちゃ。
簡単に言えば、マイナスがガソリンの混合気を調節、プラスがアイドリング調節、ということらしいのです。
キタコレアイドリング!
触ってみると、マイナスネジもガチガチに閉まっていて、なんかあんまりよくなさそう。閉めてから1回転半開けるくらいがちょうどいいので、多少ゆるくないといけないらしい。
こちらをまずは調節。
一度緩めて、閉めて、1回転半あけました。
次にアイドリング調節。
これは正直掛かっていないとわかりにくいので、一度右にいっぱい空けて(右だとエンジンの回転数が上がり左だと下がる)調節することに。
そしてキック!!
するとかなり音がうるさい状態でエンジンが継続してくれています!
この状態でプラスのネジを調節。
ある程度止まらない場所を探してその場所で留めました。
もう一度キックしてみて、止まらないか実験すると、見事にアイドリングしてくれています!
エンジンが動き出したらなんとライトも点灯!
これでひとまず走れます!!よかったー…。
石垣島は足がなければ厳しい場所ですから、とにかくこのカブをお借りできてよかった!
これで買い物やメイクマンに行くのにも困りませんね!
今回はこんな感じでした!
ではまた次の記事でお会いしましょう!
参考記事URL
http://dekomoriutamaru.com/blog-entry-1155.html