こんにちは!ごっとんです。
前回は任意整理の概要について書きましたが、今日は具体的な方法について改めて説明していきましょう!
まずはざっくりとおさらい!
- 任意整理とは、裁判所を通さない民間同士で和解策を講じること
- 一番使われている債務整理(年間200万人以上)で、完了までの期間も短く、ハードルが低い
- 任意整理をすると、資産を取られることはないが、しばらくの期間ローンや借金ができなくなる
と言うようなことを前回の記事で書きました。
今回は実際にどうやったらいいのか、どれくらいの費用でできるのか、全体の流れを紹介していきます。
それではどうぞ!
目次
任意整理ってどうやるの?
具体的な方法は、まず弁護士や司法書士に相談、自分の状況を確認したのち依頼。
必要書類を集めて提出後、待つ。
これが一番簡単に説明した時の流れです。これでこの話はおしまい!
ってわけにはいきませんね笑
どれくらいから任意整理できるの?
よく聞くんですが、「これぐらいの借金で債務整理するのはちょっと笑」という意見。
あのですね、借金の大きさに関わらず返済の重さというのは「何社から利息何%で借りているか」で決まるんです。
プラス、返済能力と言うのはそれこそ人それぞれ。
たとえば50万円の借金で返済が厳しい人もいますし、500万円借りてても悠々返せる人もいます。
ですからその意見は誰にでも当てはまるものじゃない。そういうアドバイスをする人がいたり、自分自身で思ってしまっているなら、それは間違いです。
まず、自分の返済が「なぜ厳しいのか」を考えてみましょう。
さて、また脱線しそうです。話を元に戻します。
以下のどれかが当てはまれば任意整理の相談をした方が良いとおすすめします。
- 年収の1/3が返済に回っている
- 別の会社で借金をし、それを返済に回している
- 毎月の返済が苦しく感じる
- 返済しても減っていかないと感じる
これらは放って置けば、ほぼ確実に自己破産の案件まで大きくなります。
自分でなんとかできる!と思っている人。現実は思ったよりもシビアで容赦ないですよ。
一人で解決しようとすると、結果一人で悩みこむ事になります。
弁護士さんや司法書士さんに相談しましょう。そう言う人たちは真剣に悩みに乗ってくれます。
逆に、借金に理解がない人への相談だけは避けたほうが良い、とアドバイスしておきます。
そう言う人は大概変なアドバイスで足を引っ張って来ます。最初から専門家に相談しましょう。
任意整理を申し込むと発行される受任通知の効力がヤバイ!
知っておいてもらいたいことの一つとして、この「受任通知」の効力についてです。
弁護士や司法書士ににに整理を依頼するとまずはじめに「受任通知」が発行され、各債権会社に通知されます。
いわば「私が担当の弁護士で、これから任意整理をしますよ。」と言うお知らせの手紙ですね。
みよ!この効力!!
受任通知の効力 |
|
すごいですよね。
実はこれ、立派な法的効力がついてるんです。
債権管理回収業に関する特別措置法第18号第8項
債権回収会社は,債務者等が特定金銭債権に係る債務の処理を弁護士又は弁護士法人に委託し,又はその処理のため必要な裁判所における民事事件に関する手続をとった場合において,その旨の通知があったときは,正当な理由がないのに,債務者等に対し,訪問し又は電話をかけて,当該債務を弁済することを要求してはならない。
今までストレスの原因になっていた返済の催促、電話なども一切無くなりますので、いかに自分がそのストレスに体を蝕まれていたのかがよくわかりますよ。
そうしてゆっくりと手続きを進めることができるので、もうね、天使の笑顔ですわ。晴れやかな気持ちで手続きを進められます。
そういう効力を期待して作られたものなんですね。
相談したい時、依頼したい時は?
任意整理の相談をしたい場合、専門家としては大まかに以下の二つ。調べるとどっちも出て来ます。
弁護士・・・法律関連のプロ。弁護士さんによって得意系統があるので、事前に確認しておくのが良い。
認定司法書士・・・債務整理のプロ。一件あたり140万円以上の案件は対応不可(合計した場合は対応可能)
ざっくり言えばこんな感じですが、なんと公式HP上でお互いdisってたりもしますね。完全に商売敵扱い笑
こことかヒドイ→https://www.adire.jp/difference/
本当は弁護士の人口不足で認定司法書士という仕事ができたんですけどね。
はっきり言いますが、任意整理の話なら「ドロ沼化」しなければどちらも同じ働きをしてくれます。どちらが有能とか、あれができない、これができないとか、そういうのはありませんのでご安心ください。
ぶっちゃけ家から近い方でいいんじゃないでしょうか。
というのも、債務整理で重要なのは、コミュニケーションだからです。
自分の情報をしっかり伝え、何かあればすぐ対応し、書類を用意する作業ですので、相談して話がしやすい人を選ぶのが一番ですね。
電話で連絡したり直接出向くのに抵抗がある人は、基本的にメールでの対応もしていますので、周りに知られずに任意整理することも可能です。
【任意整理】についてその2。まとめ
- 任意整理は収入の1/3が返済に回っている状態か、「きつい」と思ったら、が基準でOK
- 担当者の受任通知が発行されれば、返済が一時全くなくなるので、依頼するのがおすすめ
- 弁護士と司法書士はどちらも任意整理可能
いかがだったでしょうか?
次回はもう少しローン計算のこと、依頼料、任意整理後の返済状況など数字に関することを紹介していこうと思います。
ではでは、また次の記事でお会いしましょう!